濱口 秀司
コンセプトクリエーター
京都大学卒業後、松下電工(現パナソニッック)に入社。全社戦略投資案件の意思決定分析担当となる。1994年、日本初、企業内イントラネットを高須賀宣(サイボウズ創業者)とともに考案・構築。1998 年から米国のデザインコンサルティング会社、Zibaに参画。1999年世界初のUSBフラッシュメモリのコンセプトをつくり、その後数々のイノベーションをリード。松下電工、パナソニック電工米国研究所、ソフトウエアベンチャーを経て、2009年戦略ディレクターとして zibaにリジョイン。ドイツ RedDotデザイン賞審査員。イノベーション・シンキング(変革的思考法)の世界的第一人者。
Ziba http://www.ziba.com/
石黒 浩
知能ロボット学者
1963年滋賀県生まれ。社会で活動できる知的システムを持ったロボットの実現を目指し、これまでにヒューマノイドやアンドロイド、自身のコピーロボットであるジェミノイドなど多数のロボットを開発。2011年大阪文化賞(大阪府・大阪市)受賞、2012年志田林三郎賞(総務省)受賞。「世界が尊敬する日本人100人」(ニューズウィーク日本版/2009年)に選出など、最先端のロボット研究者として世界的に注目されている。2012年10月青年団(劇作家・平田オリザ主宰)+大阪大学ロボット演劇プロジェクト『三人姉妹』を上演。テクニカルアドバイザーを担当。近著に『人と芸術とアンドロイド:私はなぜロボットを作るのか』(日本評論社)がある。
石黒研究室(大阪大学) http://www.irl.sys.es.osaka-u.ac.jp/
HIL(ATR) http://www.geminoid.jp/ja/index.html
岩佐 寿弥
映画作家
1934年奈良県生まれ。1959年、岩波映画入社。羽仁進、黒木和雄、土本典昭などの助監督を経て1964年独立。『ねじ式映画~私は女優?~』 (1969年)、『叛軍No.4』 (1972年)、『眠れ蜜』 (1976年)の作品を発表後、TVのディレクターとして「プチト・アナコ~ロダンが愛した旅芸人花子~」など海外取材によるTV作品多数。2002年チベット難民の老女を主人公とした映画『モモ チェンガ』を監督。2012年チベットからインドへ亡命した少年が主人公の映画『オロ』が全国公開。2005年往復書簡「あの夏、少年はいた」(川口汐子共著)を出版。
映画『オロ』 http://www.olo-tibet.com/
Photo by 望月小夜加
ユーコ・スミダ・ジャクソン
ダンス伝道師
1966年熊本県生まれ。小学生の時、ダンスを習い始める。20歳で劇団四季に入団。1991年、ロサンジェルスへ単身渡米。マイケル・ジャクソン(以下MJ)ワールドツアー「デンジャラス・ツアー」で女性唯一、日本人初となるバックダンサーに選ばれる。MJのプロモーションビデオ、TV番組、CM出演などで活躍。結婚出産で中断後、ニューヨーク大学でダンス講師を務める。2004年帰国後、独自のトレーニング法「アウェークニング」の体験スタジオを創設。2007年、Newsweek誌で"世界で尊敬される日本人100人"の一人に。ダンス文化の普及と教育活動に心血を注いでいる。
Awakening Space http://www.yukosumidajackson.com/
Photo by 村上和人
木村 英智
アートアクアリウムプロデューサー
1972年東京都生まれ。19歳で熱帯魚店の事業部長として活躍後、独立。1997年に観賞魚トレーディング事業を創設。世界各地の珍しい海洋性観賞魚・サンゴを取り扱う。2003年より米国ハーバーブランチ海洋学研究所の養殖海水魚「ORA」を日本に紹介し、観賞魚業界と海洋保全を結ぶパイオニアとなる。さらに「アート」「デザイン」「インテリア」を融合し、「アートアクアリウム」という唯一無二の分野を確立。2007~2011年、「スカイアクアリウム」を六本木ヒルズで開催。2010年より「アートアクアリウム展・金魚シリーズ」を日本橋・京都・神戸で実施。延べ400日会期で135万人を動員。今年12月大阪も決定。自身が作った新分野を世界へ発信すべく活動中。
エイチアイディー・インターアクティカ http://h-i-d.co.jp
Photo by 赤羽卓美
コ・ター
ミャンマー教育改革者
ミャンマーに生まれる。雑誌『Chindwin』の編集長として、海外書籍を翻訳・紹介したり、現代科学の啓蒙活動を推進。また、ミャンマー初のモンテッソーリ学校を創設。外科医として、革新的ライターとしての経験と実践を踏まえ、民主化へ向かうミャンマーで、クリティカルシンキングに根差した教育改革を実践する。一方、政治運動家として活躍。インターナショナルヘラルドトリビューン誌は、ミャンマー北部のダム建築の差し止めに最も影響力のあった人物として引用している。
根津 孝太
クリエイティブコミュニケーター
1969年東京都生まれ。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。1992年~2005年トヨタ自動車に勤務。愛・地球博の「i-unit」コンセプト開発リーダーをつとめる。2005年独立しznug designを設立。自動車をはじめ、工業製品のコンセプト企画やデザインを手がけ、グッドデザイン賞やドイツiF賞を受賞。ミラノサローネやパリMaison & Objet "NOW!"JAPAN DESIGN+などで作品を発表。2011年に電気バイク「zecOO(ゼクウ)」、2012年にトヨタ自動車と共同で「Camatte(カマッテ)」を発表。ものづくりに携わる人と人を「ツナグ」ことを信条に活動中。
znug design(ツナグ デザイン) http://www.znug.com/
Photo by 村上和人
大原 大次郎
グラフィックデザイナー
1978年神奈川県生まれ。武蔵野美術大学基礎デザイン学科卒業後、2003年独立。タイポグラフィを基軸としたデザインワークや映像制作に従事するほか、風景の中から文字の原型を探るフィールドワーク <文字採集>、チャンスオペレーションによる言葉あそび <文字くじ>、文具として扱われていない物体を、記述用具として再開拓する<オモンマ文具店>、デッキに彫られた文字を、身体的なアプローチによって変化させていくスケートボード彫刻<文字に乗る>、重力、モジュール、可変性などを主題としたモビールのタイポグラフィシリーズ<もじゅうりょく>、各プロジェクトを記録する紙媒体『mozine』の発行など、展覧会、ワークショップ、出版や対話の場を通して、言葉や文字の新たな知覚を探るデザインプロジェクトを展開する。
大原大次郎 http://omomma.in/
Photo by 相沢宏諒
螺鈿隊
箏カルテット
1997年に箏奏者4名で結成。メンバーは沢井忠夫・一恵門下の市川慎、梶ヶ野亜生、小林真由子、山野安珠美。古典曲のみならず、現代音楽、即興など独自パフォーマンスを展開し、ソロ活動でも、海外公演、コンクール入賞、テレビ出演など4人それぞれが国内外で高い評価を得ている。2006年、「第22回<東京の夏>音楽祭」に伝統邦楽部門として唯一選ばれる。2011年CDデビュー。各地で邦楽、洋楽のジャンルを越えた演奏活動を展開中。
螺鈿隊 http://www.radentai.com/
Photo by 望月小夜加
秋田県生まれ。生田流箏曲「清絃会」四代目家元。高校卒業後上京。沢井忠夫・一恵・比河流各氏に師事。1999年度秋田市芸術選奨最年少受賞。国立音楽院講師、沢井箏曲院講師、清絃会副会長。
宮城県生まれ。幼少より箏、地歌三味線を橋本香柊に学ぶ。その後、梅岡友紀子に師事。16歳で生田流香園会の名取。津田塾大学卒業後、沢井一恵の内弟子となる。沢井箏曲院講師試験にて首席合格。「小林真由子箏教室」主宰。
田嶋 伸博
カーレーサー
1950年石川県生まれ。18歳でレースデビュー。その豪快な走りから、通称「モンスター田嶋」。全日本ダートトライアル選手権で9回チャンピオン獲得。1970年代からアジア・パシフィックラリー選手権や世界ラリー選手権に参戦し、チャンピオンタイトルを数々獲得。またレース・トゥ・ザ・スカイ(ニュージーランド)で10年のうち8回優勝。キング・オブ・ザ・マウンテンの称号を得る。1995年、世界一過酷といわれるアメリカ・パイクスピーク・ヒルクライムで日本人初の総合優勝。2007年、13年間未突破のコースレコードを更新し、ワールドレコード樹立。2006~2011年6連覇達成。2012年オリジナルEV(電動)レーシングカーで挑戦。62歳でも現役を貫く。また、自動車を基軸に実業家としても活躍。電気自動車開発、後進育成を通し、モータースポーツ界の未来を切り開く。
タジマモーターコーポレーション http://www.tajima-motor.com/index.html
Photo by 望月小夜加
戸恒 浩人
照明デザイナー
1975年生まれ。 東京都出身。 東京大学で建築を学ぶなかで照明意匠の道を志す。 1997年ライティングプランナーズアソシエーツ入社。2005年独立し、シリウスライティングオフィスを設立。 2007年、東京スカイツリーのライティングデザイナーに選出される。 主な作品は、浜離宮恩賜庭園ライトアップ、ホテル日航東京チャペル、情緒障害児短期治療施設、日本経済新聞社東京本社ビルほか、住宅、商業施設、オフィスビル、ホテルなど多数。さらに、香港、台湾、シンガポール、ベトナムの大型建築への照明デザインを手がける。
シリウスライティングオフィス http://www.sirius-lighting.jp/
Photo by 相沢宏諒
倭-YAMATO- the Drummers of Japan
和太鼓グループ
1993年奈良県明日香村にて結成(現在18名)。1994年中国公演で、2万人動員。インドネシア、韓国、シンガポールを経て南米ツアーを敢行。1998年世界最大の芸術フェスティバル「エディンバラフェスティバルフリンジ」に参加、1ヶ月23公演を完売。「スピリットオブフリンジ賞」を受賞。これを機に「地球一周ツアー」を開始。2012年までに、訪問国51カ国、総公演回数2600回以上、観客動員数550万人突破。明日香村を拠点とし、年間150~200公演のワールドツアーを展開中。メンバーは共同生活で一体感を養い、作曲、振付、演奏方法や衣裳デザイン、舞台セットまでの一切を手作りで担う。
倭 http://www.yamato.jp/
米山 維斗
ケミストリー・クエスト株式会社取締役社長
1999年神奈川県生まれ。4歳で、宇宙に興味を持ち、以後、古生物や化石、鉱物、元素などへ関心を広げる。9歳で原子カードを結合させ分子を作って遊ぶ化学カードゲーム「ケミストリークエスト」を考案。2010年、「東京国際科学フェスティバル2010」クロージングイベントに出展。2011年7月、12歳でケミストリー・クエスト株式会社を起業。国内初の最年少アントレプレナールとなり、カードゲーム「ケミストリークエスト」の商品化を果たす。2012年、Chemistry Questのシンガポール英語版を出版。 目下、中・上級版および素粒子ゲームを開発中。
ケミストリー・クエスト http://chemistryquest.com/
Photo by 望月小夜加
ジョン・ハーディ
バリ島「グリーン スクール」創設者
1950年カナダ生まれ。オンタリオ美術大学卒業後、各国を歴訪し、25歳でインドネシア・バリ島に移住。1975年ジュエリービジネスを立ち上げ、国際的企業に育て上げる。2007年同ビジネスを売却。地球に優しい世界を提唱し、教育とデザインの分野から貢献するために、妻・シンシアと共にバリ島にグリーンスクールを設立。現在、世界で通用する学科教育と、建築・菜園・アート・環境教育とを融合させたこの学び舎に、40以上の国と地域から275名の生徒が集い
学んでいる。2009年に、娘エローラと共同で、自然と共生する生活空間づくりをめざすデザインチームIbukuを創設し、地元の竹を素材にした住居施設グリーンヴィレッジなどを建設した。2010年TED Globalに登壇。2012年、米国グリーン ビルディング カウンシル(USGBC)により、"Greenest School on Earth=地球上でもっとも緑豊かな学校"に選定される。
John Hardy http://www.johnbali.com/
Green School http://www.greenschool.org/
アルボムッレ・スマナサーラ
テーラワーダ仏教(上座仏教)長老
1945年4月、スリランカ生まれ。13歳で出家得度。国立ケラニヤ大学で仏教哲学の教鞭をとる。1980年に国費留学生として来日。駒澤大学大学院博士過程を経て、現在は日本テーラワーダ仏教協会で初期仏教伝道とヴィパッサナー冥想指導に従事している。NHKテレビ「こころの時代」出演の他、朝日カルチャーセンター講師としても活躍。『怒らないこと』『自分を変える気づきの瞑想法』(サンガ)『ブッダ大人になる道』(筑摩書房)『ブッダの「慈しみ」は愛を超える』(角川文庫)『小さな悟りを積み重ねる』(集英社新書)など著書多数。日本テーラワーダ仏教協会
日本テーラワーダ仏教協会 http://www.j-theravada.net/
小麦 真也
ALMA PROJECT
1981年北海道生まれ。5歳の時に祖母にもらった図鑑がきっかけで天文学を志す。東京大学で博士号取得後、宇宙航空研究開発機構を経て国立天文台。世界中の人が協力して直径18キロメートルの電波望遠鏡を合成し、宇宙の進化と人間の起源の解明を目指す史上最大の天文学プロジェクト「アルマ計画」に魅了され、2010年に南米チリへ赴任。アルマの本格始動に向けて日夜、望遠鏡の科学評価を行っている。国立天文台チリ観測所助教・合同アルマ観測所コミッショニングサイエンティスト。最近の興味は星の作り方、銀河の進化と民俗学。 チリ、サンチャゴ在住。
(Seeds Artistとしてチリより中継出演)
グナラス カカラス
天文学者、リトアニア文化人類博物館
(Lithuanian Museum of Ethnocosmology)創設者・館長
1939年生まれ。天文学にとどまらず、リトアニア民族文化への造詣が深いことで広く知られる。1970年代に打ち出した文化人類宇宙学の概念が幅広い支持を得て、リトアニア文化人類宇宙博物館が当時のヴィリニュス大学天文台(現在はモレタイ市内に移設)の近辺に誕生した。博物館の創設以来、館長を務める。
リトアニア文化人類宇宙博物館(Lithuanian Museum of Ethnocosmology) http://www.cosmos.lt/home/?lang=en
サウリウス バリウス
アーティスト、リトアニア文化人類宇宙博物館
(Lithuanian Museum of Ethnocosmology)展示企画チームリーダー
1958年生まれ。リトアニアのVilnius Art Academyを卒業。1996年より、展示会やイベントの企画・制作を行うEkspobalta社のディレクターとして、各地の万国博覧会のリトアニア館の企画等を手がける。TEDxSeeds2012では、パブリックビューイング会場でもあるリトアニア文化人類宇宙博物館の天文台から中継で参加予定。ヴィリニュスから60キロほどのモレタイ市郊外の丘に建つ同博物館は、人類と宇宙世界の関係を追求し、その関係から生まれる人類の文化を表現する世界唯一の博物館である。
リトアニア文化人類宇宙博物館(Lithuanian Museum of Ethnocosmology) http://www.cosmos.lt/home/?lang=en
Ekspobalta, Ltd. http://www.ekspobalta.com/en/